この日はポートレートを始めてから、最も悪条件な撮影となりました。
雨だけならまだ何とかなりそうなのですが、加えて強風、時々雷というカメラとレンズの耐久テストが出来そうな天気でした。
正直これじゃモデルさんにはきつ過ぎるな・・・と思ってたら、「大丈夫でしょー」と心強いお言葉を頂き撮影開始。
そのモデルさんですが、今回もchiantsuさん:インスタグラムアカウント@ne____x4※現在は撮影の依頼は受けておられません。
そしてこの日が被写体活動は最後という事でした。
そういう事なので今回もあのレンズの出番です。大砲: SIGMA(シグマ) S 120-300mm F2.8 DG OS HSM(ニコン用)
このレンズは本当にここぞという時しか使いません。ぼくにとってはもっとも大切で思い入れのあるレンズです。
ただ、いくら防塵防滴といってもこの日はレンズを途中で変えれる様な状況じゃありません。雨が収まるまですべてこのレンズで撮影しました。
そしてこのレンズにした本当の理由は、手持ち花火を撮る為です。
望遠レンズで離れたところから、モデルと花火を重ねて撮れば、奇麗な丸ボケに包まれた幻想的な作品になるはず・・・でした。
風が強すぎて、火花が物凄い勢いで流れていくんですよね。しかも風向きもころころ変わる、モデルさんの髪も水分を含んだ潮風でべたべたするーってかなり、無理をされているご様子でした。
でも、なんどもモニターを見て、もう一回やりましょう!とほぼすべての花火をやり切るまで頑張ってくれました!本当に感謝しています。
カメラマン側の立場にも立って、気を遣って頂ける素晴らしいモデルさんでした。※魔法(レタッチ)で丸ボケ火花を召喚
いまや一児のママです。一期一会の約1年間、良い作品の主題として本当にありがとうございました!最後に撮影させていただき光栄でした。